「は、恥ずかしいだろ…」

肌けた制服の前を更に侵入し、ルルーシュの胸を触る。

触られる度に擽ったいのか、ルルーシュの躰はビクビクと撥ねた。

しかし、擽ったいだけでは無いのが、ルルーシュの表情から読み取れる。

顔を紅くし、半開きの口。

口からは色っぽい吐息混じりの声がひっきり無しに出されている。

また、背中を弓反りにし、捻る様はしなやかで、どんな姿よりも最大になまめかしい。

ズボンのベルトを寛げ、すとんっと下着さら床に落ちる。

何時もなら皺になると怒るルルーシュが今日は気にせずにいた。

「ルルーシュ、気持ち良い?」

そう訊いてもルルーシュは行為で思考が働かずに居るのか、あえぐのみ。

「んぁっ…スザクぅ……っ…」

ルルーシュは躰を自分で支えられなくなり、僕の首に手を回して抱きついてくる。

「る、ルルーシュ…?」

急にルルーシュの顔が大接近し、僕の心臓は壊れそうなぐらいにドキドキした。

腰が微かに揺れだし、自ら快楽を求めるルルーシュ。

ルルーシュの脚の付け根では、しっかりとルルーシュ自身が自己主張を始めており、

制服のシャツの裾が先走りの体液で濡れている。

「ルルーシュのエッチ…」

耳元に囁いてやり、ルルーシュ自身を軽くしごく。

段々と手に力を入れて触ると、クチュクチュと水音が部屋中に響いてしまうのではないかと思われる程、

盛大な音を立てている。

「あっ……あっ……あっ…」

指をばらばらに動かすと、ルルーシュの声が間隔を短くして部屋に響いた。

そして一際かん高い声が響き、ルルーシュの躰の力が一気に抜ける。

「ルルーシュ沢山出たね。溜ってたの?」

僕の服や手、ルルーシュの服にルルーシュの精液が飛び散り、悲惨な現状が描き出されていた。

しかし、行為はそのまま実行される。

僕はルルーシュの精液が付いた手をルルーシュの双丘に沿って這わせて行く。

そしてルルーシュの秘所にそっと触れた。

びくんっとルルーシュが過敏な反応を示す。

回りを指でなぞる様に触れると、ルルーシュの目元にうっすらと涙が滲んだ。

「痛い?ごめん…」

謝って指を放そうとすると、謝罪を言い終わらない内にルルーシュの言葉が飛んできた。

「大丈夫だから…スザクのが欲しい……」

「で、でも……」

戸惑って居るとルルーシュは自分で指を滑り込ませ、馴らせようとしていた。

「うっ…ぁっ……あんっ…」

呆然とする中、僕の上でルルーシュが繰り広げる甘美な世界は、そこだけ異世界の雰囲気を纏っていた。

=続く=


**あとがき**
まだ続きます。
07.01.20